2009年9月19日、ツキノワグマ(以下「クマ」とします)によって乗鞍畳平で10名の方が怪我をされる事故が起こりました。 事故直後に実施された岐阜大学乗鞍クマ人身事故調査プロジェクトチームの調査によって以下の事柄が判明し…
カテゴリー: 01野生生物との付き合い方
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クマとの不幸な事故を避けるために
山菜採りで山に入った方がクマと遭遇し、事故になるニュースが相次いでいます。 ニュースになるたびに、 「クマは凶暴」 「山に入る人が悪い」 「クマ鈴はもはや効かないらしい」など、 いろいろな意見が飛び交いますが、みなさんは…
クマと人との距離感
北海道南部地域の今年の夏はヒグマ(以下、クマ)の騒がしい夏でした。 7月から8月にかけて、A町の中心部に何度もクマが出没しました。「中心部」と言っても田舎町なので山はすぐそこなのですが、それでも「今までこんなところで…
カラスから考える野生動物へ餌を与えることとは
餌を与えるというと、どのような場面をイメージされるでしょうか。動物園にいるサルやキリンへ与える、池のコイやフナやカモへ与える…などが思いつきます。では、「カラスがゴミを漁っている」のは、餌を与えると言えるでしょうか。 …
被害管理の目の前とその先
野生生物管理はどのように解釈されようと、最終的にはヒトのために行われます。特に野生生物による農業被害の管理では、”ヒトの収穫”という目的が明確にあります。「被害が減った」「動物にイライラしなくなった」という人の声がゴー…